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映画「リミット」地上波初登場! 結末は? [洋画2010]

この作品は、なんと全編一人芝居!

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この奇想天外なシチュエーションに
「2010 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞」で、
インディペンデント映画トップ10の中の1本に選ばれ、
ゴヤ賞の最優秀脚本賞も受賞しました。

内容は
ある男が棺に入れられたまま地中に生き埋めにされ、
手元にある道具を頼りに、脱出を試みるスリラー。

新鋭監督のロドリゴ・コルテス氏が、全編通して暗闇状態で
展開させる大胆な演出を披露し、異色の脱出劇を構築。

その生き埋め主人公を演じたのは、
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でおなじみのライアン・レイノルズ氏。

ちなみに彼に与えられた道具は
ライター、携帯電話、ペンとナイフそしてお酒。
これらを駆使して地上へ戻る彼の奮闘戦が見ものです

気になるお話は(ネタバレ含みます)

場所はイラク。
民間トラックのドライバーとして働くポール(ライアン・レイノルズ)は、
ある日何者かに襲われ、棺に入れられ土中に埋められてしまう。

意識を取り戻したポールは、自分の手元にライターと携帯電話
ペン、ナイフそして酒が一緒に入っていることを知るが、
残存する空気量を考えるとタイムリミットが90分前後だと気づく
彼は携帯電話で助けを求めるも、電話交換手の対応は冷ややか。
アメリカ国内以外の緊急には対応できないと電話を切られてしまう。
また、会社に電話するも留守番電話。
そして自分が住んでいたオハイオ警察、FBIにも電話するも
どの相手も彼の事象を把握することなく、緊急事態だということを
理解してくれなかった。
やむなく自宅に電話するも留守番電話。

やがて助けが来ないと思い込み、認知症で憶えていないであろう
老人ホームにいる母親に、別れの言葉を告げるために電話をかける。

人は絶望の淵に追いやられると、
途方もなく生というものに無意識にしがみつく。
しかし、その当たり前のことすら
現状で維持困難であったら・・・・

ラストはバッドエンドで終わってしまいますが、
理不尽な事象は何時自分の身にふりかかっても
おかしくないのだと痛感します。

出演者は1名。撮影場所は 棺の中。照明はライター、携帯電話。
スクリーンの中で演じているだけと分かっていても
この息苦しさは消えない。

彼は「最近救出された男は誰」と政府機関に問い合わせ、
「マーク・ホワイトという学生だ」といわれ安堵するも
ラストで実際それがウソであったことを解き明かす演出は
やや困難さを秘めているものの、理不尽な世界をじわじわと
我々に知らしめているようで、かえって不気味です。

自分の身におきかえたら怖くて眠れなくなりそうです。

そんな映画「リミット」は11月2日テレビ東京系「サタ・シネ」で
深夜3:15~オンエアです





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