SSブログ

映画「トレマーズ」あらすじ ネタバレ [モンスター・パニック]

11月のテレビ東京「午後のロードショー」枠は
「トレマーズ」シリーズオンエアです!

031.jpg

「トレマーズ」は、ネバダ州のとある小さな田舎町が舞台。
そこに突然現れる未知の生物は、地中を自在に移動する、
巨大な蛇状モンスター。

住民との攻防戦が、真昼の下で展開されるという映画です。

気になるお話は(ネタバレ含みます)

ネバダ州の田舎町「理想郷」で便利屋を営むヴァル(ケヴィン・ベーコン)と
アール(フレッド・ウォード)は、その日地震学を研究している
ロンダ・ル・ベック(フィン・カーター)という大学院生と出会う。
そして彼から、異常な地中の震動が記録されている、ことを聞かされた。
そんなことがあってから、町の中で次々と人々が不審死を遂げる事件が発生。

ヴァルたちは、その原因がなんと巨大な地底生物の仕業であることを知る。
またその頃には、町中の電話が不通になり、道路も寸断されるなど、
まさに陸の孤島になってしまう。
ヴァルとアールは、地底生物に襲われるもなんとかそれを退治する。
しかし、ロンダが言うには、「一匹ではなく、あと三匹いる」と教えられる。
人々は、恐怖を抑えながらもなんとか怪物を退治しようと決心し、
苦心の末にその勝利を得ていく。
そして最後の1匹は、ヴァルの策で倒され、平和が再び町に訪れたのだった。

「見えないモンスターとの戦い」というコンセプトは
S・スピルバーグ監督作、「JAWS/ジョーズ」から始まり、
その後たくさん作られてきましたが、
本作は「地表を波立たせて襲いかかってくるモンスター」
まさに「陸のジョーズ」であり、その迫力も引けをとりません。

モンスターの設定は勿論、ストーリーや演出は見事。
お昼の午後のひとときには充分に楽しめるモンスター映画です。
製作総指揮はゲイル・アン・ハード氏。
「ターミネーター」や「エイリアン2」を手がける氏ならではの
演出はさすがです。

この作品が異色なのは『砂漠地帯』という舞台であることと、
地中生物の恐怖があまり感じられず、逆にユーモアあるキャラクター、
ストーリー展開など、微妙な小技がところどころに光っている演出だからでしょう。
モンスターが大暴れするのに、明るくクスリと笑えます。

まだご覧になっていない方は是非、おすすめの一品です。

映画「トレマーズ」は11/7(木)テレビ東京系「午後のロードショー」で
13:25からオンエアです





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

映画「ブラザーズ・グリム」地上波放送 あらすじ ネタバレ [洋画2005]

テリー・ギリアム氏(12モンキーズ)が監督で送る
奇想天外なファンタジー映画。
童話で有名なグリム兄弟の若き頃の冒険談として描き出した一品です。

030.JPG


お話は(ネタバレ含みます)
時は19世紀。フランスの占領下にあったドイツの街カールシュタッド。
そこには各地で「魔物退治」を生業としているウィル(マット・デイモン)と
ジェイコブ(ヒース・レジャー)のグリム兄弟がいた。

ところが、幽霊騒動は二人の自作自演だと見抜かれ、
フランス軍に拘束されてしまう。
命と引き換えに、二人には「少女たちが森で失踪する」事件の
解明を要求され、調査に赴くことになる。
兄弟はある村を訪れ、村から疎ましい存在と思われている
猟師の娘アンジェリカ(レナ・ヘディ)に道案内を頼み、森の奥へ。

やがて一行は、女王が住んでいるという伝説の塔を発見する。
失踪事件の犯人は、今もそこに住んでいるという謎の女王(モニカ・ベルッチ)だった。
「鏡の女王」といわれている彼女は、以前魔力を使い、永遠の若さと命を入手するも
時と共にそれは失われてしまった。
それゆえ、自身のそれを復活させるために12人の若い少女の命が必要だったのだ。
道案内のアンジェリカも取り込まれ、絶体絶命の危機。
そして月食の夜、儀式はまさに行なわれようとしていた。

阻止せんがため、立ち上がったグリム兄弟。
女王の魔力に打ち負かされそうになるも、鏡を壊すと同時に女王も粉々になった。

やがて、眠りについていたアンジェリカに、ジェイコブがキスをすると、
魔力は解け、目を覚まし、同時に他の少女たちも解放されるのだった。

日本国内でも「本当は怖い~」で話題のグリム兄弟。
その二人にスポットを当てた斬新なファンタジーです。
勿論、おなじみの「赤ずきん」や「シンデレラ」等の数々の童話ネタも
劇中にその片鱗を散りばめてあるのも、しゃれた演出です。

近代において薄れいくその「非現実的」要素は、
その昔、隣り合わせの世界であったことはいうまでもありません。

そして科学で解明することの多くなった近代社会において、
二人の「幽霊退治」は非常に理解ある、かつ違和感無い行動で、
すんなり映画の世界に入り込めるようになっていると思います。

映画「ブラザーズグリム」は11月9日(土)テレビ東京系「サタ☆シネ」枠で
深夜3:15よりオンエア

休日の深夜、是非とも不思議な世界に浸ってみてください。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

映画「ステキな金縛り」地上波初放送!あらすじ ネタバレ [邦画2011]

三谷幸喜監督・脚本の「ステキな金縛り」が
地上波初放送です

026.jpg


脚本家、また舞台演出家、映画監督としても有名な三谷幸喜氏。
生誕50周年である年に制作した本作は、長年撮りたいと思っていた法廷コメディ。
内容は、三流の弁護士役に深津絵里氏、幽霊(落ち武者)役に西田敏行氏の
凸凹コンビが、法廷で被告の無罪獲得に挑みます。
舞台を彷彿とさせる、ミュージカル風の演出、ラストは少しホロリとした
展開があるなど、観る者を飽きさせない内容となっています。

また、阿部寛氏、竹内結子氏、草なぎ剛氏、浅野忠信氏と
三谷監督作品には初参加となるスターたちの競演も大注目です。

お話は(ネタバレ含みます)
エミ(深津絵里)は、失敗ばかりな三流弁護士である。
あるとき、殺人事件を担当することになったのだが、
被告はアリバイがあり、無実を主張する。
というのも事件も夜には、ある旅館で就寝中に金縛りにあっていたこと!
その無実を証明するのは、一晩中彼に金縛りをかけた落ち武者の幽霊。

エミは旅館を訪ね、その落ち武者幽霊の六兵衛(西田敏行)と会い、
証人として法廷に召喚することを決意する。
しかし、六兵衛の姿はすべての人に見えるわけではない。
おまけに検事は、超常現象を信じない、小佐野(中井貴一)がいる。

果たして被告の無罪は立証されるのだろうか・・・・。

さて、深津絵里氏と西田敏行氏の掛け合いは、本当にたまらないです!
一番ユーモアかつ爆笑したのは
『法廷で証人を紹介する時』
落ち武者さんは、他の人には見えないので、彼女の一人芝居。
実は中井貴一氏演じる検事は、当然「そんなのウソだ!」「デタラメだ」と
幽霊証人を否定していますが、その実、落ち武者と目が合って・・・・!

オールスターキャストで送る本作は、非常に見ごたえ充分です。

映画「ステキな金縛り」は11月9日(土)フジテレビ系
土曜プレミアムにて地上波初放送です。





nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

映画「ソーシャルネットワーク」 地上波初放送!あらすじ ネタバレ [洋画2011]

誰もが知っている「Facebook」
それはある大学の学生が、創設したことはご存知のことと思います。
この作品は、そのSNSが誕生する過程を追ったヒューマンドラマです。

023.jpg


監督は、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で知られる
デヴィッド・フィンチャー氏
SNS創設から数年で億万長者になったある学生の人生を浮き彫りにしました。

気になるお話は(ネタバレ含みます)
2003年、ハーバード大学2年の学生マーク・ザッカーバーグ
(ジェシー・アイゼンバーグ)は、
パソコンが得意で、高校時代からハッカーとしても優秀だった。
しかし、人付き合いは苦手で、彼女でもあるエリカ(ルーニー・マーラ)は
そんな彼にやきもきし、別れることに。

マークは寮の自室で、自分のブログに彼女についてよくないことを
書いていたが、次第にエスカレートし、ついには大学寮の名簿をハッキングし、
女子学生たちの写真にランク付けするというサイト作りに没頭する始末。

ちなみにこのサイト「フェイスマッシュ」は
2時間で22,000アクセスを獲得し、彼の名前はハーバード大学中に
知れ渡ることに。

これがSNS「フェイスブック」の誕生である。

翌2004年。
資産家で、オリンピック出場が期待されるボート部に所属する
双子のウィンクルボス兄弟が、学内の男女のネット上の出会いの場
「ハーバードコネクション」 を立ち上げるために
マークに協力を要請していたにもかかわらず、
マークは勝手に「フェイスブック」を作り上げたので、
彼らは、父親の会社の弁護士を介して知的財産の盗用として停止警告を送った。

その一方で「フェイスブック」の共同創業者、エドゥアルド・サベリン
(アンドリュー・ガーフィールド)とマークは
NYへ広告スポンサー候補との会合に出かけ、
若干19歳で「ナップスター」を作ったショーン・パーカー
(ジャスティン・ティンバーレイク)と出会う。
ショーンは「フェイスブック」は目標評価額が10億ドルだ、とアドバイス。
さらに成長させるためにカリフォルニアに来るようにと誘いをかける。
マークはスタッフやサーバーを増設し、ショーンは投資家たちとのミーティングを設定。
それに怒ったのは共同創業者エドゥアルド。
彼は会社の口座を凍結してしまう。
さらに創業者としての権利を主張し、マークは双子の資産家ウィンクルボス兄弟と
共同経営社の2組から訴えられてしまう。


コンピュータ、ネットに関してはかなり詳しい主人公マーク
しかし人との付き合いはかなり不器用。
最も、最後まで一人の彼女に固執しているところは、
子供のまま成長しちゃったかな、という印象を受けます。

テンポよく進むストーリーは観ていて飽きがきません。
それにしても、世界5~10億人が利用するとも言われているSNSの原点が
女子学生のランク付けというのは、いささか拍子抜けもしますが、
昔から偉大な発明とは、日常のほんのささいなことが
きっかけで生まれてくるものなので、これもその一つなのでしょう。

この急成長を遂げるネット世界は一体何処までいくのでしょう。
IT関係者のみならず、ネットを利用するなら是非ともその
裏事情を知っておきたい作品ですね。

映画「ソーシャルネットワーク」は
11月6日(水)TBS系にて21:00よりオンエア。

地上波初放送です。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

映画 「完全なる報復」 地上波初放送!あらすじ ネタバレ [洋画2011]

ジェラルド・バトラー氏主演で贈る
クライム・サスペンスが地上波初放送です

024.jpg


強盗に妻子の命を奪われた主人公が、
その犯人と不当な裁きを下した司法に
復讐を仕掛けようとする。
敏腕検事役にジェイミー・フォックス氏。
彼は法の欠陥箇所を知りながらも司法取引を進め、
主人公に恨みを抱かせる役に扮しています。

気になるお話は(ネタバレ含みます)
場所はアメリカ・フィラデルフィア。
幸せな日々を送っていたとある家族。
そのクライド(ジェラルド・バトラー)は、目の前で強盗によって妻子の命を
無残にも奪われてしまった。犯人は逮捕されるも、担当検事ニック
(ジェイミー・フォックス)の個人的理由によって独断で司法取引が行われ、
犯人は極刑を免れることになった。

それから10年後。短い刑期を終えたその犯人がある日命を奪われる。
犯人はクライドだった。
彼は自分が罪を犯したことを認め、司法制度の不備と整備を訴えた。
そして、もし変わらなければ、裁判に関わった全ての人間の命は保障しないと
予告したのだった。
勿論クライドは収監される。
そして10年前の犯人の弁護士、裁判を担当した判事が次々に亡くなる。

検事ニックは、仲間の無念を晴らすため、懸命に行動するが
クライドの共謀者がいるのか、その独房からの凶行の謎は皆目検討がつかなかった。
その間にもクライドの正義の名の下に行われる報復はとどまることを知らず、
やがて都市全体にその影が広がっていく。

平凡な家族を襲った突然の不幸。
主人公の気持ちが痛切に伝わってきます。
決して許されない行為ではあるけれども、
一体人はどこで線引きをすれば救われるのか。

自分の人生をかけて、奪い去ったものに対する報復。
ただ犯人の命だけにとどまらず、司法にまで
その手をのばすのは斬新であり、見事な作品です。

さて、何故彼は独房にいたのに次々と計画を
成功させることが出来たのでしょうか?

共犯者はいません。
よくある手で、行ったり来たりしてたんです

この作品は、いろいろ司法や裁判について
もっとよく知る必要があるということを教えているような気がします。
必ずしも、クライドに降りかかった不幸な事件は
他人事ではないのですから。

映画「完全なる報復」は11月6日(水)
テレビ東京系「午後のロードショー」(13:25~)でオンエア






nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

映画「俺俺」DVD-BR 11月6日発売 特典 色 [邦画2013]

2013年5月に三木聡氏監督(時効警察)により、KAT-TUNの亀梨和也主演で
映画化した作品が、11月にDVDで登場です

001.jpg


この作品は、第5回大江健三郎賞受賞の星野智幸氏の同名小説が
原作。ある男が、オレオレ詐欺をした事をきっかけに、
姿、好み、考えも全く同じという何人もの『俺』に遭遇した、
という不思議な現象に巻き込まれていくお話です。

気になるお話は(ネタバレ含みます)
とある家電量販店に勤務する均(亀梨和也)は、
ある日、オレオレ詐欺を決行する。
すると、立場は違うけれども彼とそっくりの顔、同じ好み、考えの
「俺」が出現。
しかし彼らといると、心穏やかになる自分がおり、
均は「俺山パラダイス」と呼称するようになった。

だが、『俺』の存在発生は止まることを知らず、
増殖し始め、やがては彼ら同士の「削除」が始まった……。

さて、彼がどうして増殖したのか?
この作品ではナンセンスです。
強いて言えば「世にも奇妙な物語」のひとつで映画版だと思えば
しっくりくるかもしれません。
それにしても多種多様な「俺」を演じる亀梨氏はすばらいです!

間合いも絶妙。ユーモアある小ネタやミステリアスな部分を上手く
演出できていて、最後まで非常に楽しめる作品になっています。

主人公「均」は自分以外の存在は認めていないのですが、
そんな彼が「大樹」と握手するシーンは
感動でした。
他人と「触れる」行為は勇気がいるし、非常に重要です。

すべからく人は感情を持ち、あるときはさらし、あるときは秘めています。

本来の自分とは何?という存在意義を観客に
問いかけているように思えます。

そして
「どんな自分でも自身を受け入れる寛容な心」が
一番大事なのかもしれません。

以外に奥深い一品です。

ちなみにDVD、BRともに特典としては
アマゾンオリジナルカラーが仕様されています。
これは結構かわいいかも、です

映画「俺俺」は11月6日発売予定






劇場版「魔法少女まどか☆マギカ」(前後編)が地上波初放送!おまけ付き! [邦画2012]

2013年10月26日から劇場公開アニメーション映画
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』の
公開記念のひとつとしてその前作となる
『劇場版[前編]始まりの物語』と『劇場版[後編]永遠の物語』が、
地上波で初放送です。

0015.jpg


この世界では「魔法少女」と「魔女」が人知れず存在し、
主人公のまどかも、TV版第1話の時点で
その事実は知らずに暮らしています。

設定では「有史以前、クレオパトラ、卑弥呼、
ジャンヌ・ダルクといった人物はまさに
その力を駆使し、歴史を動かしてきた」とされています。

さて、気になるお話ですが、
本作は地上波放送のTV版再編集の前後編。
前編ではTV放送第1話~8話まで
後編では9話~12話までがまとめられています
ので、はじめて見る方にもおすすめです。

ちなみに「魔法少女」というと、
子供向け番組のように思えますが、
本作は、歴史やダーク・ファンタジー的要素を含んでいるので、
大人向けの感じも伺えます。

また、魔法少女は魔女と戦うのですが、
魔女の正体が実は
「絶望した魔法少女の成れの果て」ということで
アットホームな明るい魔法少女のイメージとは
違った印象をもたれるかもしれません。

昔懐かしい、「魔法少女」という枠組みに
新しい風を吹き込む意図が感じられます。

キャラクターの愛らしさもさることながら、
話のハードさとのギャップが
きっとあなたをとりこにするはずです

『劇場版[前編]始まりの物語』はTBS系11月4日深夜2:42より
劇場版[後編]永遠の物語』は11月6日深夜3:05より放送予定です



おまけ!
知り合いの絵描きさんよりアイコンを描いてもらいました!
よかったらDLしてご利用下さい

omake001.gifomake002.gifomake003.gifomake004.gif

※個人で楽しむ以外の使用はいけませんので、
その旨ご了承下さい





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

映画「7セカンズ」あらすじ ネタバレ  [洋画2006]

ウェズリー・スナイプス氏主演のアクション作品。

「ブレイド」シリーズで人気俳優の一人である彼は
今回、「怪盗」役で、しびれる演技を披露してくれます。


003.jpg


内容は、
ある有名絵画を巡って、怪盗がマフィアを相手に争奪戦を繰り広げるもの。
絵画が絡むのでウェズリー版「ダビンチ・コード」のようですね。

あらすじ(ネタバレ含みます)
ある盗賊一味のボスであるジャック・タリバー(ウェズリー・スナイプス)は、
地元にあるいくつかのカジノに押し入ることを決める。

それは、20店舗もあるカジノから運び出された現金を上手く奪取すること。
1日に2千万ドル以上のもので、等分してもかなりの大金。
彼は、カジノのトラックが倉庫に戻る途中、ハイジャックされたように
見せかける計画を立てる。
最初の襲撃後、カジノの警備部隊は応戦。
その指揮を取っていたファンデンブルクは、
倉庫に戻る全てのトラックに警察の護衛をつけ、回収するよう指示を出す。

一方、タリバーたちは計画の2段階目を開始、
倉庫へは警備員のフリをして最後のトラック1台を奪取する。
そして、警察の注意をそらすため、トラックに爆弾を仕掛けた。

計画は大成功だったが、トランクケースの中には現金ではなく
なんとロシアン・マフィアが所有するゴッホの絵画であった。

そしてマフィアの報復が始まる。
そのせいでタリバーの恋人スーザは誘拐され、
仲間たちは彼の目の前で全員命を落とされてしまう。

警察とマフィアの双方に追われつつ、彼は仲間たちの敵を討つため、
また恋人を奪い返すために、単身マフィアに立ち向かう。

この作品のアクションはカーチェイスに重点を置いています。
特にパトカーとの追いかけっこは迫力満点!
ハラハラドキドキの連続です。

またゴッホの絵がカギになっている点は面白いですね。

ちなみに恋人スーザと
『偶然事件に巻き込まれた』ケリー・アンダースンの
二人のヒロインとくれば、
どちらかが「実は敵」なわけで、
それがわかるのは、クライマックスのあのシーンですよね。

「アタッシュケースの場所を教えないと、どうなるか分かるか」
銃口を誘拐したスーザに向けるとある人物。

(でも説得力がない格好を二人はしてます)

連休の最後、秋の夜長にほどよいハラハラ感を満喫するには
オススメの一品でしょう。

ウェズリー・スナイプス氏主演「7セカンズ」は
11月4日(月・祝)日本テレビ系深夜1:59より
地上波にてオンエアです。




nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

映画「リミット」地上波初登場! 結末は? [洋画2010]

この作品は、なんと全編一人芝居!

0019.jpg


この奇想天外なシチュエーションに
「2010 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞」で、
インディペンデント映画トップ10の中の1本に選ばれ、
ゴヤ賞の最優秀脚本賞も受賞しました。

内容は
ある男が棺に入れられたまま地中に生き埋めにされ、
手元にある道具を頼りに、脱出を試みるスリラー。

新鋭監督のロドリゴ・コルテス氏が、全編通して暗闇状態で
展開させる大胆な演出を披露し、異色の脱出劇を構築。

その生き埋め主人公を演じたのは、
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でおなじみのライアン・レイノルズ氏。

ちなみに彼に与えられた道具は
ライター、携帯電話、ペンとナイフそしてお酒。
これらを駆使して地上へ戻る彼の奮闘戦が見ものです

気になるお話は(ネタバレ含みます)

場所はイラク。
民間トラックのドライバーとして働くポール(ライアン・レイノルズ)は、
ある日何者かに襲われ、棺に入れられ土中に埋められてしまう。

意識を取り戻したポールは、自分の手元にライターと携帯電話
ペン、ナイフそして酒が一緒に入っていることを知るが、
残存する空気量を考えるとタイムリミットが90分前後だと気づく
彼は携帯電話で助けを求めるも、電話交換手の対応は冷ややか。
アメリカ国内以外の緊急には対応できないと電話を切られてしまう。
また、会社に電話するも留守番電話。
そして自分が住んでいたオハイオ警察、FBIにも電話するも
どの相手も彼の事象を把握することなく、緊急事態だということを
理解してくれなかった。
やむなく自宅に電話するも留守番電話。

やがて助けが来ないと思い込み、認知症で憶えていないであろう
老人ホームにいる母親に、別れの言葉を告げるために電話をかける。

人は絶望の淵に追いやられると、
途方もなく生というものに無意識にしがみつく。
しかし、その当たり前のことすら
現状で維持困難であったら・・・・

ラストはバッドエンドで終わってしまいますが、
理不尽な事象は何時自分の身にふりかかっても
おかしくないのだと痛感します。

出演者は1名。撮影場所は 棺の中。照明はライター、携帯電話。
スクリーンの中で演じているだけと分かっていても
この息苦しさは消えない。

彼は「最近救出された男は誰」と政府機関に問い合わせ、
「マーク・ホワイトという学生だ」といわれ安堵するも
ラストで実際それがウソであったことを解き明かす演出は
やや困難さを秘めているものの、理不尽な世界をじわじわと
我々に知らしめているようで、かえって不気味です。

自分の身におきかえたら怖くて眠れなくなりそうです。

そんな映画「リミット」は11月2日テレビ東京系「サタ・シネ」で
深夜3:15~オンエアです





nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

映画「手紙」あらすじ ネタバレ [邦画2006]

直木賞作家の東野圭吾氏原作。
主演は同氏の原作、「白夜行」に続き、山田孝之氏。
その兄役に玉山鉄二氏、ヒロインには沢尻エリカ氏が出演。

0014.jpg


お話は(ネタバレ含みます)

川崎の工場で働く武島(山田孝之)は、周囲と距離を置いて生活している。
それは家族であり、兄である剛志(玉山鉄ニ)が、彼の大学費のために
強盗に押し入り、誤って家人の命を奪ってしまい、
刑務所に服役中なためである。

そんな兄弟は、連絡手段に手紙をやりとりしていた。

ところで、直貴には夢があった。
幼馴染で親友の祐輔と共にお笑いコンビを組んで、プロになることだ。
そんな直貴に、食堂の配膳係・由美子(沢尻エリカ)は好意を持ち、
何かと彼の世話を焼こうとしている。

やがて二人のお笑いコンビはブレイク!
直貴は大企業の専務令嬢である朝美と恋に落ちる。
だがしかし、「直貴は殺人者の弟」というネットの書き込みで
暗雲が立ちこめる。

兄が原因で苦い思いを受けてきた直貴は
お笑いコンビを一方的に解消し、朝美と結婚しようとする。
しかし、彼女の両親にも事実が発覚し、別れることに。
最悪なことに、勤務先でもそれが理由で左遷においこまれてしまった。

直貴はそんなことがあって、手紙の返事を出さなくなってしまった。

だが、そんな彼に現実を向き合わせ、勇気づけた人物がいた。由美子だ。

なんと由美子は、直貴のフリをして、兄に手紙を送り続けていたのだ。
直貴は由美子が自分にとって大切な存在であることを
次第に意識するようになった。

やがて年月が経ち、直貴と由美子は結婚し、娘が誕生していた。

穏やかで静かな生活だったが、ここにも過去の出来事が闇となって
二人に重くのしかかる。
娘の友人が、その親たちによって離れていった事実を突きつけられた直貴は、
兄剛志に、「兄弟の縁を切りたい」という手紙を書く。
そして、被害者の遺族を訪問する直貴。

訪れた被害者宅には、兄・剛志が送り続けている謝罪の手紙の束が。
そして遺族も、「これで全てを終わりにしたい」と告げる。
直貴は、幼馴染の祐輔の誘いで、一度だけお笑いコンビを
復活させることにする。
それは刑務所慰問という形での、兄・剛志を励ますため。

刑務所の中で、爆笑に包まれる観客の中に、
泣きながら舞台上の直貴の姿を見つめる剛志の姿があった・・・。

〇一般的に、報道は「被害者」視点での記事やニュースを伝えるが、
この映画では逆に、「加害者」視点で描かれています。
そしてその立場で「罪」という言葉に
ついて向き合うことで、我々に気付かせる狙いが込められているように
感じられます。

東野圭吾氏の小説を映画化したこの作品は、
社会派人間ドラマというカテゴリー。

身内が大罪を犯したら自分の人生はどうなるのか、
それは決して架空の話ではなく、いまそこにあるリアルな話である。
山田孝之氏の「不運な弟」は実に繊細で、素晴らしい演技です。

そして2時間という映画の中で、語られる重い話ではあるものの、
随所に笑いを盛り込む見事な演出は、さすがとしかいいようがないです。

まだ観ていない、という方はこの機会に是非。

東野圭吾氏原作「手紙」は10月31日(木)13:25からテレビ東京系
「午後のロードショー」でオンエアです




nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画
【スポンサーリンク】

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。